シミの主な原因の一つは、皮膚の内部で過剰な「メラニン」と呼ばれる色素が産生され、その「メラニン」が皮膚にたまり続けることで、皮膚の一部が濃くなることと言われています。シミの根本的な原因は他にもありますが、まずは「メラニン」を抑制することが最大のケアになります。グルタチオンは、抗酸化作用、解毒作用、メラニン生成抑制のあるアミノ酸であり全身の美肌効果があります。さらに、お肌のコラーゲンの産生を促進させお肌の張りを取り戻すほか、シミ予防、色素沈着にも効果的であるといわれるビタミンC、肌荒れ全般に効果があるビタミンBをセットにすることで最大限に美肌効果を引き出します。

30～40歳代に多いと言われており、アジア人女性の顔にみられることが多い肝斑。日差しがお顔のトップに当たりやすい為、特に両頬部へほぼ対称に現れます。また、肌の外側と内側から綺麗にする美しさが理想であり、肝斑の悪化因子でもある紫外線や摩擦などを避けることが大切です。また、サンスクリーン剤や紫外線防止効果のあるファンデーションの使用、日傘、帽子、サングラスなどの日常的な使用のセルフケアも大切です。レーザー治療などでは、炎症後色素沈着を起こし悪化することもあるため、まずは、メラニン合成と炎症を抑制する作用のあるトラネキサム酸、ビタミンCの内服薬が第一選択肢になります。またビタミンEは抗酸化作用で過酸化脂質の増加効果に期待できるため、相乗効果を促します。内服薬を2か月以上継続することが肝斑に対して最も効果が確認されている治療ですので、この3種類の内服薬をセットにしました。

にきびは思春期にでき始めたり、生理前に悪化すると言われています。その原因の一つに「性ホルモン」のバランスが異常であることが挙げられます。また、ストレスや食生活も関係し、不摂生な生活もにきびを悪化させます。にきびはセルフケアとして1日2回朝晩の洗顔が欠かせません。抗菌剤のアダパレンゲルなどの塗り薬をはじめとし、内服薬もにきび菌に対して効果を発揮します。特にビタミンC配合における「にきび予防やにきび痕を改善」させる効果が期待できます。さらに、ビタミンB2には、エネルギー代謝を正常化する働きがあり、脂質代謝を促し、皮脂を抑制することで皮脂増加が原因となるにきびを改善すると言われています。